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ロードバイクを溺愛するオトコの自転車雑学帳

他を凌駕する音質、そしてさらなる高音質へ!

こんにちは! あら50りっぷです。

 

いよいよ TE-BD21f のレビューということになりますね。ドキドキです!

 

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はっきり言えば装着感はTE-D01e のほうが上で、位置も深さもぴったり納まりました。TE-BD21f はイヤーピースが耳奥まで届いていないようなやや不安定な感覚。純正のイヤーピースの密着感が耳穴に対して不足気味だったのかな。Youtubeで正しい装着方法を視聴しながらようやく「こんな感じ?」というポイントにたどり着きました。

【ところで音質は?】 
1日目。まっさらな状態で、先入観無しで聴いてみます、、、結果は? 音質、音圧、音場において卒倒してしまうほどの感動は残念ながらありませんでした(笑)。良い意味で「フラット」なのです。高音・低音が派手でメリハリの効いたドンシャリというよりも、音が非常に繊細で柔らかく聴いていて心地よいものでした。音色もポジティブで明るい響き。聴いていると思わず笑顔になります。

 

TE-D01e と聴き比べて明らかに違いを感じたのは、TE-D01e は耳のすぐそばから音が響いてくるのに対して、TE-BD21f は少し離れた場所から音が部屋を伝わって響いてくる感じ。つまり音場の広がりと奥行きが全く別レベルなのです。しかし期待したほどは低音域の音圧が感じられず、高音域・中音域の良さばかりが際立つ感じでした。

同梱されていた純正イヤピースのM、Lサイズを試し、さらに専用付属品のSpinfitイヤピースのMサイズも装着してみましたが、残念なから音の響き方が大きく変わることはなく、どうしても低音域に不足を感じます。(むしろ低音域はTE-D01eの方が良い感じ)

 

そこで、Youtubeでも紹介されていたサードパーティ製の人気イヤーピースを導入しようと思いました。明らかに音質が良くなるというAZLA社のSednaEaifitlinghtのショートバージョンです。

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SednaEarfitlight shortバージョン(AZLA社)

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傘の幅が12.6mmのMサイズがジャストサイズ

ステムに取り付ける軸の素材(青)を硬質にすることで音のダイレクト感を増し、またシリコンが耳穴全体の遮音性を高めるので、必然的に低音域の音圧が増すということらしいのですが、結果はいかに?

 

これですよ、これ! まさに大好物の音!

遮音性が大幅に高まり、高音域・中音域のダイレクト感(音の輪郭)も増し、期待した低音域もずいぶん音圧が上がりました。イヤピース交換だけでこれほど響きが変わるなんて、イヤホンの世界も深遠ですねー。いずれにしても、1日目と聴き比べるならもう全く別のワイヤレスイヤホンです。これでようやく本領発揮というところでしょうか?

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この状態をデフォルトと考えるならこれはズバリ、かなりの高音質といえます! TE-D01eよりもさらに音場が広がり、広さ・奥行きともにライブ感がより強めになります。また全音域にわたって音の鮮明な響きが感じられ、クラシックの弦楽器の演奏などでは演奏者の息遣いまで聞こえてきそうです。

 

さらにビックリしたのは、1日目、2日目と聴けば聴くほどどんどん音が進化していっていることです。音の表現力が増していくように感じるのです。これは気のせいでしょうか? イヤホンのエイジング効果の信奉者ではありませんが、使うほどに「鳴ってくる」のは楽器だって同じですからね。まだまだ音の表現の頂点には達していないのかもしれません。いや〜盛り上がり続けるこの悦楽、たまりませんね! 

 

結論としては、TE-D01e とTE-BD21f を併用しながら、それぞれの良さをもう少し突き詰めてみたいと思いました。ハイエンドの音を聴くことでエントリーモデルの優秀さを知ることもできます。それぞれが好きな音だけに、両方とも鞄に入れて、愛でつつ、これからも「良い音」に親しんでいきたいと思います。

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