Favorite Shoes
こんにちは!あら50リップです。
今回は、常用しているシューズについて書いてみたいと思います。(My DATA:26.5cm・足幅日本人平均・右足甲高)
Specialized S-Works 6 EU42(27cm)BLK
言わずと知れた、最もレーシーなシューズ「エスワ」は、常勝レベルの選手が好んで使用する決戦モデル。
2018年初めにNEWモデルのS-Works 7が発売になったので、現行モデルではなくなりましたが、いまだ多くの現役選手が使用し、ハイアマチュアにも人気の高いモデルです。
特徴は非常に薄くて柔らかいマイクロテックスアッパーと、ガチガチに硬く薄いフルカーボンソールの組み合わせ。
アンバランスのように見えて、実に快適な履き心地とフィット感が得られ、人気が高いのもうなずけます。手で持っても激軽のシューズなので、ペダリング中に足に重量を感じることはないはず。
S-Works 7発売後に、ネット通販で中古の旧モデルを破格値で購入
締め具合は甲部にある2つのBoaダイヤルを左右に回すことで微調整しますが、エスワ仕様のBoaダイヤルにはプル開放機構がないために、ワイヤーを一気に緩めることは出来ません。
トウ部の締め付けを左右するベルクロストラップ長は、一般的に幅広の日本人の足にはやや短か過ぎる設計です。
(というかアジア人向けには完全に設計ミスS-Works 7で改善された
甲幅はかなり細く絞られていながら、トウ部はラウンド形状でいい具合に余裕をもたせています。トウ部の高さはやや低めの設計になっています。
クリート3穴ネジは前後に5mmの移動幅が設けられており、クリート取り付け調整範囲が広く取られているのはユーザーフレンドリーと言えるでしょう。
ボクは右足の甲骨が出っ張っているために、Boaの締め付けを多少緩めに調整しておくことでロングライド後に赤く擦れ上がったり、痛むのを防いでいます。
硬度のある樹脂製ヒールカップで「つまむ」ような踵の構造は、常に圧がかかっている感覚がある反面、ペダリング中に靴内部で足が動くのを最小限に抑えてくれます。この細めに感じるヒールカップが、エスワの好き嫌いが大きく分かれる点です。
S-Works 7では踵の締め付け部分が大きく改善された
デメリットは、足首内側のフェルト素材が水分などで劣化しやすく、短期間の使用でもボロボロと粒状に剥げてきてしまうこと。
傷んだ部分に微量のマニキュアを浸透させて固めた後で水洗いし、足首周りのフェルトのみすべてはがしてしまえば、それ以上の剥げを防ぐことができます。ボロボロの見た目もキレイになって、見栄えもよくなりました。
改善してほしい点。素材の変更をぜひ検討してほしいです!
ロングライド、ポタライドでつい指名使用してしまうS-Works 6。造りは堅牢なので、普通にかなり長持ちするはず。
Boaダイヤルが新品のピンクに交換されているのもRaphaウエアやKask Protoneヘルメットのピンクにワンポイントでマッチするのでとても気に入っています!
Boaダイヤルはピンクカラーのものに付け替えている
Specialized S-Works RD SUB6 EU42(27cm)WHT
S-Works 6からBoaダイヤルとベルクロを廃するかわりに超アナログな紐締めへと改良されたタイムトライアル向きの最軽量エアロモデルです。ボクはネット通販で新品を半額以下の値段で手に入れました。
実際に履いてみると、ん?気のせいかな?足型そのものがS-Works 6とは違うような…。感じるのは次の点です。
・甲幅がS-Works 6よりたぶん広め
・つま先部がラウンド形状でもっと余裕がある
・おなじEU42でも履き心地がゆったり感じる
細かい点では、アッパーのレーザーホール配列もS-Works 6とはデザインが異なり、シンメトリーデザイン
紐締めのメリットはなんといっても締め付けの自由度であり、スニーカーのように自分の好みに締めることが可能。右脚のみ甲高のボクでも左右それぞれ強度を変えられるので重宝しています。
結んだ紐はタン中央にあるホースに通せば風による暴れを防ぐことができてライドの邪魔にもならず、紐の先端がチェーンに絡まるなどの心配もなくなります。
サイクルシューズではなぜか敬遠されがちな紐締めですが、一度経験するとスニーカーのような親和感がなんともいえない快感に変わり、ユーザーになってしまう魔力を秘めています!
Boaダイヤルは経年劣化でワイヤーが切れてしまえば走り続けることが出来なくなりますが、紐であればたとえ出先で切れてしまっても、市販の紐でリプレイス可能といった安心感もあり、ロングライドやブルベ、長距離移動の輪行には安全面でも優れていると言えるでしょう。こういう点ではアナログに軍配!です。
同じEU42でも履いた感じがひと周り大きめに見える。
トウ部はラウンド形状で余裕がある
見た目もシンプルで非常に軽量なので、ペダリング中の快適さはこちらのモデルに軍配が上がります。平紐には化学繊維が使用されているため、走行中に紐が緩むなどの不具合も起きにくくなっています。ただ、走行中に締め具合を微調整することだけはさすがに不可能です。
心地良い足入れもS-Works 6以上で、一部がキツく締まって不快に感じるようなことがなく快適なライドが保証されます。
通好みのメリット。それは・・・
シューズカバー(オーバーソックス)を装着するような場合に、突起物やストラップのないこのシューズは圧倒的に脱ぎ履きがしやすく、またシューズカバーの伸びや変形も防ぐことができて、年間を通して走る金欠ライダーにはかなりの利点になります!
大事に長く使い続けたい、愛用シューズです。