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ロードバイクを溺愛するオトコの自転車雑学帳

物欲復活?と一目惚れのスペシャについて

こんにちは! あら50りっぷです。

2019年は、2018年とくらべれば走行距離も
多少伸ばせましたし、なかなかできなかった通勤ライドも実現できたので、満足のいく一年だったと思います。立川にある職場まで片道25kmの道のりは、獲得標高こそわずか90mですが、それが自宅からの最初のひと登りに集中していて地味にキツイので、自分の心肺や脚の状態を確かめるのに役立っています。それにしても…

つい先日までアンダーなしの夏ジャージで走っていたのに、早朝はすっかりウィンタージャージ。完全に冬モードにスイッチですね。

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思い起こせば、心の病気の1年目はできるだけ世の中の出来事に対してモチベーションを下げないように心がけていました。思い切って
自転車を新調したのも、あちこちに遠出・延泊して楽しい思い出を増やしたのも、またパーツ購入のために散財したりしたのもそのためです。(見事な言い訳です!)

 

しかしリハビリ出社で会社に復帰してからの2年目(昨年春から今年にかけて)は、収入もエスカレーター式に下がり、経済的な余裕がまったくなくなったので、複数台所有していたロードバイクを一気に売却せざるを得ませんでした。山のように持っていたパーツやウエアも、ヘルメットもシューズも、お金になりそうなものはすべてオークションや委託販売で現金に変え、生活費の支払いに投入しました。必然的に自転車は1台になりました。

 

でも不思議と心残りはありませんでした。そのときのボクは、良いのか悪いのか、モノへの執着心がおそろしく減退したのかも知れません。諸経費を下げるために、愛車のAudiを売却して中古の軽自動車に乗り換えられたのも物欲を失っていたことの恩恵でしょう。

昨年末からは日常がアップテンポで、気分の波もようやく落ち着いてきて、年初めの寒い時期からライドをはじめられたことが風邪予防とストレス解消に役に立ちました。観光地まで遠出して走るようなことはありませんでしたが、週末にルーチンコースを繰り返し走るだけでも、心に爽快な風を吹き込むには十分でした。心の病には、同じことを繰り返すリズムが非常に有効だと教えられました。

 

医師によって完全寛解の吉報がもたらされたのが今年8月のこと。ここまでに2年以上が過ぎ去っていました。まずは体力をもとに戻す目的で夏の間に遊び半分で通勤ライドをはじめました。週2で往復すれば合計100km、週3なら150kmになるので、距離が増えていくことにワクワクできましたし、帰りにはちゃっかり寄り道して、地元のスタバのテラス席で月見をするのがなによりの楽しみになりました。


9月には、最後まで残っていたRoubaix Elite Discを売却し、Allez Sprint Disc 2019モデルに乗り換えましたが、久しぶりに物欲を取り戻せたことと、新しい相棒のAllez Sprint Discにすっかり魅了され、文字通りのFun to Rideを満喫しているところです。

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またかよ! とツッコミを入れられそうですが、Allez Sprint Disc 2019年モデルの配色、そして立ち姿は本当に美しく、出かけるたびに愛車のポートレート写真がついつい増えていきます。でも一目惚れして恋に落ちてしまったのだから仕方ありません!

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正面からの空気抵抗、少なさそうでしょ!

まだ2ヶ月ちょっとの蜜月ですが、長い間一緒にいるような違和感のなさ、自然な乗り味が特徴とも言えるでしょう。

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11月に入って一気に寒くなりましたが、この時期こそ距離を乗るには最高の季節。つぎのロングライドをぼちぼち計画して行きたいと思っています。

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光の加減によってはマットシルバーにも見える