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ロードバイクを溺愛するオトコの自転車雑学帳

Kask, Kask and Kask ‼

こんにちは! あら50りっぷです。

 

Kaskのヘルメットは2016年の初代 Protone発売時から使用しています。当時はまだ国内入荷数が少なく、都内の店舗を探し回ってようやくProtoneのホワイトカラーを手に入れることができました。

しかも泣く泣く定価で・・・。

 

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探し回ってようやく入手した初代Protone 

 

ボクの頭は、Kaskのアジア人金型のモデルになっているのでは?と思うほどジャストフィットします。他のメーカーのヘルメットでここまでストレスなくフィットするものは他にありませんでした。

 

Kaskヘルメットの利点は次の3つ

・超軽量でストレスフリー
・頭部のシルエットがすっきり見える
・高い通気性で真夏にピッタリ


俗にいうキノコ頭には程遠い、とてもスッキリ・コンパクトな印象
になります。しかもロード用ヘルメット中でも群を抜く最軽量の部類に入り、ProtoneはMサイズ 215gと国産ヘルメットよりも100g近く軽量です。

 

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注意

Kaskヘルメットは残念なことに、中華製の粗悪品(偽物)がネットで多く出回っています。5,000円などの安い値段のついたものは偽物だと思ったほうが懸命です。発見するたびに管理者に違反申告をしていますが後をたちません。Kaskヘルメットを購入する場合には、信頼できる実店舗で購入することをお勧めします。偽物は著しく強度が低く、落車の際に安全に頭部を守ることができません。命にも関わる危険性がありますので、絶対に使用しないでください!

 

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2018年からはRaphaユーザーとなったので、ブラックやネイビー系のジャージに合わせて

’ピンクProtone’

常用しており、これがとても気に入っています。

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女性色と言われるピンクでも、Protoneのならば男性でも被れてしまうのがKaskデザインの秀逸さでしょう! 

 

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2019年7月、かねてから気になっていた人気シリーズ最新作Valegro (2018年製造)を、某海外通販で定価の1/3の価格でまたまた手に入れてしまいました。JCFシールの貼付けはありませんが、レースには出ないので必要ありません。


Valegroは2017年ツールでTeam SKYが導入し、最初にお披露目されました。
Protone登場の時ほどの魅力は感じませんでしたが、何度もレース中継を見るうちに見慣れてくるもので、「格子模様」のようなシルエットがだんだん良い感じに思えるようになってきました。

初めてValegroを持ちあげるとわかるのがその軽さ。Mサイズ実測200gという重量は、全ヘルメット中でも最軽量クラスです。Protoneも充分軽量ですが、Valegroを被ると更に軽く感じます。長時間のライドでも着けていることがまったく気になりません。フィット感も秀逸で、頭の上で動き回ることがないため、装着しているストレスはかなり低く感じます。

昨今はヘルメットもエアロ化が流行で、頭部への空気
抵抗を低減するために、流線型状で通気孔のほとんどない、まるでTTTヘルメット然としたものばかりですが、Valegroは(というかKaskは)全く逆の路線を進んでいるようです。

 

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通気口が37個もあるValegroが手に入れた軽さは、プロユースという観点からは平地巡航を捨てた完全なヒルクライム用途。実際に山岳ステージになるとProtoneからValegroに使用変更するプロチームの走りを見ても、軽量化とクーリング機能がヒルクラに貢献しているのは間違いありません。

ほとんどのアマチュアサイクリストにとってヘルメットの空力などあってないようなもので、デザイン性・快適性・フィット感が担保される限り、空力よりも軽量化の方が恩恵となるのは明らかです。

 

命を預けるヘルメットには安全性という観点が最優先

超軽量で帽体が小さくても、多くの信頼できる海外製ヘルメットと同様、ヨーロッパ基準となるCE EN1078のテストを通過しています。(もちろんJCF公認です)

 

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KASKヘルメットには他の多くのメーカーでは標準となったMIPS機構はありませんが、代わりにシェル全体をポリカーボネート層で覆う「MITテクノロジーと、内部ポリスチレン層を外部のポリカーボネートと連結することで衝撃吸収性を高める「インモールディングテクノロジーによって同様の安全性がきちんと担保されています。

 

Protoneと並べて比較してみると、アウターシェルのサイズ感やシルエットはほぼ同じ。Protoneがフィットする頭型にはValegroも間違いなくフィットします。もちろんキノコ頭にはなりません。

 

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内側を見ると、Protone(右)は肉厚なつくりなのに対し、Valegro(左)は空気の通り道が前から後ろにかけて確保されていることがわかります。

その分Valegroの方がほんの少しだけ内周が幅広なつくり。
またストラップはいずれも同じエコレザー製で、初めは固めに感じますが、使いこむうちに顎の形状に馴染んできてすごく快適になります。

『Made in Itary』の文字プリントが摩擦ですぐに消えてしまうのはご愛敬ですが。

個人的に気に入っているのは、他メーカーのように耳の調整位置に樹脂バックルが無く、はじめから絶妙な位置に固定されているので、装着時にいちいち調整する煩わしさから解放され、しかもぴったりフィットするので、ワンタッチ装着が可能な点です。(買ったその日から最高のパフォーマンスが発揮できます)

 

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インナーパッドはProtoneよりも硬質な素材が使用されていて、軽量化のためか量も最低限に抑えられています。


形状でProtoneと大きく違うのが、額の部分に
パッドがないこと。初めはこの部分にパッドがないことで違和感を覚えました。でも、正面からの通気性を邪魔しないためにパッドが無いことはある意味正義であり、慣れの問題とも言えます。半面額から汗が落ちてくるのを防ぐのは困難になります。通気性を優先したということなのでしょう。

 

夏を遊ぶヒルクライム専用機

真夏の高温、高多湿ライドに欠かせない涼しさと軽さを一度体験すると、Valegro以外の選択肢は無くなるかもしれません。早朝ライドであっても、夏場に山に登りはじめればすぐに頭頂部が火照りだし、ヘルメット内が蒸れてしまうので、結局は脱いでしまい、ステムにストラップを括り付けて走ることが多い中、そんな状況でも装着し続けられるクーリング機能を提供する

ヒルクライム専用機。

カラバリも非常に豊富です。2018年までは原色系が多い印象でしたが、2019年モデルはアースカラーのラインナップが増えたようですね。人気ヘルメットで他人とかぶらないカラーを選ぶ難しさ・・・ということで、今回は、 

 

ライム(グリーン)

 

を選択しました・・・。というか、このカラーのみが特売セールだったのですが・・・。

 

Limeカラーは鮮やかな新緑のような発色がキレイです。オールグリーンではなく、サイドにブラック塗装の部分があるために、思いのほか派手には感じません。KASKのメーカーロゴも、これまではシール貼り付けだったものが、このモデルではプリントになっていました。


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2019年から「ライム」はラインナップから外れるらしく、ますます稀少色ということに!

 

Valegroと一緒に、この夏を遊び倒していきましょう。

 

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