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ロードバイクを溺愛するオトコの自転車雑学帳

28Cタイヤの憂鬱?

こんにちは! あら50りっぷです。

 

愛車のRoubaix Eliteのホイールには2017年モデルのMavic Ksyrium Pro Disc ALLROADを使用しています。ホイールのスペックは次のとおりです。

 

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・超ワイドな内幅19mmリム
 (2019年モデルからは内幅22mmに)
・超軽量なISM 4Dリムは僅か430g

・軽量で強靱なジクラルスポーク
・前後とも12mmスルーアクスル装着(他アダプターあり)

・新型インスタントドライブ360システム

  フロント: 770 g
  リア: 850 g
  ペア: 1620 g

  178,200円(前後ペア / 税別)
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『Ksyrium Pro Disc Allroad(キシリウム プロディスクオールロード)』は、オンロードとオフロードホイールの長所を巧みに融合させ『グラベルグラインダー』にターゲットを絞ったオールロード向けのホイールタイヤシステム。ウェイトレシオはキシリウムシリーズに沿ったもので、軽さと強さのバランスを維持させています。

内幅19mmリムを採用することによって装着できるタイヤ幅は、最小で28mm、最大で約62mmまでとタイヤ選択の幅がかなり広い特長があります。

 

 

内幅19Cの場合、従来の適合タイヤ計算式では、

19C × 1.4 = 26.6C =28C

ということになり、タイヤの選択肢として28C以上しか使用出来ないことになります。 

 

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実際にMavicがデフォルトで装着しているのも30Cのグラベルタイヤだし、わたしもホイール購入時よりVittoria Corsa G+ 28Cを装着して走ってきました。

 

自転車人生のほとんどを23Cタイヤで走ってきた「古株ライダー?」にとって、28Cタイヤの走行性能は、圧倒的な空気ボリュームによるコンフォートさと、トラック幹線道路にありがちな轍やホールに気にせず突っ込んでも大丈夫な気軽さがあり、それだけでもかなりのメリットだと感じました。

 

側道を読み違えて、突如オフロードに入ってしまった時にも乗車したまま走破出来てしまう「気楽さ」が、これまで以上にあらゆる種類の道(All Road)を走る楽しみの選択肢を広げてくれたように感じます。

その一方で、28Cタイヤは空気圧調整がなかなか難しく、23Cと同じ7気圧を入れるのは論外で、6気圧 90psiであっても走りがめちゃくちゃ「硬く」感じます。あれやこれや試して最終的には前後とも5.5気圧 80psi程度が自分にとってのバランスポイントとなりました。この数字はMavicアプリの推奨タイヤ空気圧計算式でも証明されています。

でも、トレーニングの99%を比較的状態の良いアスファルトの上でしか過ごさない自分のような乗り手にとって、28Cタイヤのスペックはやはりオーバー気味で、重量的には微妙なものの数十グラムの重さが足回りの軽快さを阻害しているような気分になることもあるのです。

そんな理由から、2年間履き続けてきた28Cタイヤを
自己責任で25Cに1段階戻してみることにしたのです。上記の計算式は完全無視です。タイヤは「冒険せずに」同じ銘柄の25Cタイヤ。新型Virroria Corsaはもともと他メーカーの25Cと比較しても幅が広めで、リム不整合によるタイヤ外れの危険性を少しでも回避することができればと考えました。せっかく高級タイヤを装着しても、リム内幅と合わなければ無料の長物になってしまいます。またコンフォート性能の一助に少しでもなればと、定評のあるパナレーサーのR' Airチューブを今回はじめて使用してみることにしました。

さて、この交換で愛車はどんな走行感に変化するでしょうか???

 

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